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デジタルシフトと社会保険労務士

所長の川浪です。まず、このページは個人的な考えであることを前もってお断りしておきます。AI(人工知能)により「10年後に無くなる職業」がオックスフォード大学から発表された時の衝撃は今でも忘れられません。

私が行っている「社会保険労務士」という業務はアメリカにはありませんが、ペイロール(給与計算)業務は無くなる職業の上位に位置していたように記憶しています。

では、「社会保険労務士」という職業は無くってしまうのか?その点に対する私見をご披露申し上げます。

結論から言えば、「社会保険労務士」という職業は無くならないと考えております。それどころか、今より更に需要が増すのではないのか?という仮説を持っております。

「社会保険労務士」の業務は、(1)労働法務の相談業務、(2)勤怠や給与のデータを元にした社会保険手続き処理業務に大別されます。

(1)労働法務の相談業務について

労務問題は企業の現場で発生しており、その問題解決は Face to Face で行うものです

ネット社会に発達等により企業での労務トラブルは増加しております。その、企業の現場で発生している様々な労務問題に真正面から対峙する覚悟を持ち、具体的な解決方法をお客様と一緒に模索している限り、労働法務の相談業務が「社会保険労務士」から無くなることはないと考えております。

(2)勤怠や給与のデータを元にした社会保険手続き処理業務について

社会保険手続きは基本的に国の業務を代行するものです。従って、国(政府)がさまざまな業務をデジタルシフトすることに影響を受けることは間違いありません。実際、2018年7月、デジタル・ガバメント構想が具体的に打ち出されました。

この分野では「社会保険労務士」が行う、社会保険手続きの代行業務は「あり方」が変わってくると予想しております

*引用元 平成30年11月1日 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室

「デジタル・ガバメントの取組状況について~ワンストップサービスの実現に向けて~」を一部加筆

デジタル・ガバメント構想の中で、労働社会保険社会保険諸手続きもデジタル化が推進が予定されております。デジタル・ガバメントにおけるデジタル化とは、申請方法が紙(ペーパー)から電子申請に変更するだけではなく、手続き全般をデジタル化することこまでが構想されております。

これは、企業において従業員情報のデジタル化を推進しなければ、国への申請部分だけデジタル化しても却って非効率になりかねません。そこで重要になるのが従業員マスター管理の一元化(デジタル化)だと小職は考えております。

弊所が使用している業務システムのひとつにエフアンドエム社のオフィスステーションがあります。このオフィスステーションは、クラウドシステムとして開発され、従業員が入社した際に必要な個人情報(マイナンバーを含む)を、従業員のスマートフォンから直接入力することが可能になっております。

企業が管理する従業員情報を社労士事務所に連絡したり、行政機関に電子申請を行ったりする際に、情報の二重登録の必要がありません。

これは、企業の総務担当者の「働き方改革(=作業効率アップ=労働時間の縮減)」にも資するシステムであり、また今後のデジタルシフトにも対応できるシステムだと考えております。

弊所は、業務を行う業務システムにも目を配り、今後のデジタルシフトの動きに対してお客様にご負担をお掛けすることなく対応していく所存でございます。

2019.1.10

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